髪の毛を整えるために使う道具の一つである「櫛(コーム)」は、日々使っているうちに汚れや髪の毛の残りがたまり、衛生状態が悪化することがあります。そこで、櫛を清潔に保つために必要な手順とコツを詳しく解説します。櫛をきれいに保つことで、髪の健康を守り、快適に使用することができます。
1. 櫛を清掃する前に準備するもの
櫛をきれいにするためには、まず以下の道具を準備する必要があります:
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中性洗剤(食器用洗剤や赤ちゃん用の優しい洗剤がおすすめ)
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温水(ぬるま湯が理想的)
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ブラシ(古い歯ブラシなど、細かい部分を掃除するのに便利)
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綿布またはタオル
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乾燥用のスペース
これらを用意したら、櫛の汚れをしっかり落とすための作業に取り掛かりましょう。
2. 髪の毛を取り除く
櫛を掃除する最初のステップは、櫛に残っている髪の毛を取り除くことです。髪の毛が絡まっていると、汚れを落としにくくなり、衛生状態が悪化します。
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櫛に絡まった髪の毛を取り除くには、指やピンセットを使うのが便利です。指で軽く引っ張るだけで、絡んだ髪の毛が抜けやすくなります。
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もし髪の毛がしっかり絡みついて取れにくい場合は、古い歯ブラシや小さなブラシを使って軽くこすることで、髪の毛を取りやすくすることができます。
3. 洗浄液を準備する
次に、櫛を洗うための洗浄液を準備します。温水に中性洗剤を少量加え、よく混ぜて洗浄液を作ります。この洗浄液に櫛を浸すことで、油分や皮脂、スタイリング剤の残りなどを効果的に落とすことができます。
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温水を使うことで、汚れが浮きやすくなるので、手早く汚れを落とすことができます。
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洗剤は強すぎるものを使うと櫛の素材を傷めることがあるため、中性洗剤を使用することをお勧めします。
4. 櫛を浸す
櫛を洗浄液に浸ける時間は長くても5分程度です。それ以上浸けると、櫛の素材にダメージを与える可能性があります。特に木製の櫛は水分に弱いため、短時間で浸すことが重要です。
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プラスチックや金属の櫛は水に強いですが、木製の櫛の場合は濡らしすぎないよう注意しましょう。
5. 櫛をブラシでこする
洗浄液に浸した櫛を、古い歯ブラシやブラシで軽くこすります。櫛の細かい部分や歯の間に溜まった汚れや髪の毛の残りをしっかり落とします。ブラシを使うことで、手が届きにくい細かい部分まできれいにできます。
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特に櫛の歯の間にスタイリング剤や皮脂が残っていることがあるので、ブラシで細かく掃除しましょう。
6. 櫛をすすぐ
ブラシで掃除が終わったら、温水で洗浄液をしっかりとすすぎます。櫛に洗剤が残らないように、十分に水で流してください。水道水でのすすぎを行い、汚れが完全に取り除かれることを確認します。
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木製の櫛をすすぐ際は、長時間水に浸けないよう注意し、表面に水滴が残らないように拭き取ります。
7. 乾燥させる
櫛をきれいに洗い終わったら、乾燥させることが重要です。濡れたまま使うと、髪が濡れてしまうだけでなく、櫛自体が傷んでしまう可能性もあります。
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乾燥には、櫛をタオルで軽く押さえるか、風通しの良い場所に置いて自然乾燥させます。
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木製の櫛は、直射日光を避けて陰干しするのがベストです。
8. 定期的なメンテナンス
櫛の清掃は一度行えば終わりではなく、定期的に行うことが大切です。櫛の使い方によっては、毎週または数週間に一度の掃除が推奨されます。日々の使用後に髪の毛を取り除くだけでも、衛生状態を保つのに効果的です。
また、櫛の素材や使用頻度に応じて、清掃の頻度や方法を調整すると良いでしょう。
まとめ
櫛を清潔に保つことは、髪の健康を守るために重要です。髪の毛の残りや汚れが蓄積すると、頭皮の健康に悪影響を与えることもあります。今回紹介した方法を参考にして、櫛の清掃を定期的に行い、清潔で快適に使用できる状態を維持しましょう。

