カビバ(エジプト風コロッケ)の作り方
カビバはエジプト料理の中でも人気のある一品で、外はカリッと、内はジューシーな挽き肉と香辛料が特徴的な料理です。通常、ビーフやラムの挽き肉を使い、バターやスパイスで風味を引き立てた料理です。今回は、エジプト風カビバの作り方を詳しく紹介します。
材料(約4人分)
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牛ひき肉(または羊ひき肉):500g
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玉ねぎ(みじん切り):1個
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ニンニク(みじん切り):2片
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パン粉:1カップ
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卵:1個
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クミンパウダー:小さじ1
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コリアンダー(乾燥):小さじ1
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カイエンペッパー:小さじ1/2(辛さはお好みで調整)
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塩:小さじ1
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黒胡椒:少々
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バターまたはオリーブオイル:大さじ2
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イタリアンパセリ(飾り用、みじん切り):適量
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小麦粉:適量(成形用)
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揚げ油:適量(揚げ用)
作り方
1. 材料の準備
まず、ひき肉をボウルに入れます。玉ねぎとニンニクをみじん切りにし、ひき肉に加えます。ここでのポイントは、玉ねぎを十分にみじん切りにすることで、肉の中にしっかりと馴染ませ、旨味を引き出すことです。
2. スパイスを加える
クミン、コリアンダー、カイエンペッパー、塩、黒胡椒を加えて、全てをよく混ぜます。これらのスパイスがカビバの風味を決定づけますので、均等に混ぜるようにしましょう。
3. パン粉と卵を加える
次に、パン粉と卵を加えて、全体がしっかりとまとまるように混ぜます。パン粉は、ひき肉にふんわりとした食感を与え、卵は材料を一体化させます。この時点で生地が少しべたつく場合は、パン粉を追加して調整します。
4. 成形
手を湿らせて、ひき肉の混ぜ物を小さなボール状に取り、手のひらで軽く押して楕円形に成形します。エジプトでは、伝統的にカビバは筒状や小判型に作られることが多いですが、お好みの形に成形しても問題ありません。
5. 小麦粉をまぶす
成形したカビバの表面に軽く小麦粉をまぶします。これにより、揚げる際に外側がカリッと仕上がります。
6. 揚げる
フライパンに揚げ油を熱し、カビバを入れて中火で揚げます。表面がきつね色になるまで、約4〜5分間揚げます。カビバが完全に揚がったら、油をしっかりと切り、キッチンペーパーの上に置いて余分な油を吸わせます。
7. 盛り付け
カビバをお皿に並べ、みじん切りにしたイタリアンパセリを散らして完成です。香り高いパセリがカビバに新たな風味を加え、見た目も美しく仕上がります。
提供の仕方
カビバは、そのまま食べても美味しいですが、エジプトでは通常、ヨーグルトソースやタヒニ(ゴマペースト)を添えて食べることが一般的です。また、サラダやピラフと一緒に提供されることもあります。お好みで辛いソースやハリッサ(チリペースト)を添えても良いでしょう。
アドバイス
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ひき肉の選び方: 牛ひき肉や羊ひき肉を使用するのが一般的ですが、鶏肉を使うこともできます。羊肉は特に風味が強いため、ラム好きの方にはおすすめです。
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スパイスの調整: エジプトのカビバには様々なスパイスが使われますが、クミンやコリアンダーが主な風味の決め手となります。スパイスはお好みに応じて調整してください。
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冷凍保存: 成形したカビバを冷凍保存することもできます。食べる際は、冷凍したものを直接油で揚げることができます。
まとめ
カビバは、エジプトの家庭料理として愛されている一品で、スパイシーでジューシーな挽き肉を楽しむことができます。揚げたてをサクサクと食べるのが一番美味しく、パーティーや特別な日の料理としてもぴったりです。家庭で手軽に作れるので、ぜひ試してみてください。
