スクラッチで作る!虫探しゲームの作成方法
スクラッチ(Scratch)は、子供たちや初心者に人気のあるプログラミング言語で、簡単にゲームやアニメーションを作成することができます。この記事では、スクラッチを使用して「虫探しゲーム」を作成する方法をステップバイステップで紹介します。プログラミング経験がなくても、簡単に理解できる内容になっていますので、ぜひチャレンジしてみてください。
必要なもの
- スクラッチアカウント(https://scratch.mit.edu/ で無料で作成できます)
- インターネット接続
ステップ 1: スクラッチの新しいプロジェクトを作成
- スクラッチにログイン: まず、スクラッチのウェブサイトにアクセスし、アカウントにログインします。
- 新しいプロジェクトを作成: ダッシュボードから「作る」ボタンをクリックし、新しいプロジェクトを始めます。最初は「猫」のスプライトが表示されますが、これは後で変更します。
ステップ 2: 背景を設定
虫探しゲームには自然の背景がぴったりです。スクラッチにはあらかじめいくつかの背景が用意されています。

- 背景を変更: スクリプトエリアの下部にある「背景」をクリックし、「自然」や「公園」などの適切な背景を選びます。
- 背景の変更: 背景はゲームの雰囲気を作り出す重要な要素です。自分で背景を描いたり、インターネットで画像を探してアップロードすることも可能です。
ステップ 3: 虫のスプライトを作成
虫探しゲームの核心は、プレイヤーが虫を見つけることです。スクラッチにはさまざまなスプライトが用意されていますが、虫のスプライトを新しく作りましょう。
- スプライトを選ぶ: 画面の下にある「スプライト」をクリックし、「スプライトを選ぶ」を選びます。虫に関連するスプライト(例えば「蝶」や「クモ」など)を選びます。
- 自分で虫のスプライトを作成: 自分で虫のスプライトを描きたい場合は、「ペイント」を選び、虫のイラストを描きます。
ステップ 4: 虫をランダムに配置する
ゲームの面白さを増すためには、虫がランダムに画面に現れるようにしましょう。
- 虫の位置をランダムに変更する: 「コード」タブをクリックし、以下のようなコードをスプライトに追加します。
- 「位置」ブロックを使って、虫のスプライトをランダムに配置します。
- 「x座標」と「y座標」をランダムに設定するために、「x座標をランダムに」や「y座標をランダムに」ブロックを使用します。
scratchx座標を( -240 )から( 240 )の間でランダムに y座標を( -180 )から( 180 )の間でランダムに
ステップ 5: プレイヤーのキャラクターを作成
ゲームをプレイするキャラクター(例えば虫を探す人間)を作りましょう。プレイヤーは矢印キーでキャラクターを動かします。
- プレイヤーキャラクターを作成: 画面下部の「スプライトを選ぶ」から新しいキャラクターを選びます。または、絵を描いて新しいスプライトを作成します。
- キャラクターを動かす: プレイヤーキャラクターが矢印キーで動くようにするため、以下のコードを追加します。
scratchもし(右矢印キーが押されたら) x座標を10増やす
同様に、左、上、下矢印キーにも対応するコードを追加します。
ステップ 6: 虫をクリックしたら得点を増やす
プレイヤーが虫をクリックしたら得点が増える仕組みを作りましょう。
- 変数を作成: 得点を記録するために「変数」を使います。変数を「得点」と名付けて、ゲーム中に得点を管理します。
- 虫がクリックされたときの処理: 虫をクリックした時に得点を増やすコードを追加します。以下のコードを虫のスプライトに追加します。
scratchもし(クリックされたとき) 得点を1増やす
ステップ 7: ゲームを終了する条件を設定
プレイヤーが一定の得点に達したときにゲームを終了するようにします。
- 終了条件を設定: 得点が例えば「10」に達したら「ゲームクリア」のメッセージを表示させるコードを追加します。
scratchもし(得点 > 9) 「ゲームクリア!」と表示する
ステップ 8: ゲームの完成とテスト
これで基本的な虫探しゲームが完成しました。最後に、実際にゲームをプレイしてみて、動作確認を行います。虫がランダムに出現し、クリックで得点が増えていくことを確認してください。
もしバグや動作に不具合があれば、コードを修正して、もう一度テストしてみましょう。
ステップ 9: ゲームの拡張
ゲームがうまく動いたら、さらにゲームを面白くするために拡張してみましょう。例えば、以下のような改善が考えられます:
- 制限時間を追加: ゲームの進行に時間制限を設け、制限時間内にどれだけ虫を捕まえることができるかを競います。
- 難易度を上げる: 時間が経つごとに虫の出現頻度やスピードを上げて、難易度を上げることができます。
結論
スクラッチを使って虫探しゲームを作成することは、楽しくて教育的なプロジェクトです。プログラミングの基本を学びながら、ゲームデザインやロジックの重要性を理解することができます。ゲームを作ることを通して、創造力や問題解決能力も養われます。ぜひ、このガイドを参考にして、自分だけのオリジナルゲームを作成してみてください!