【今日のレシピ: 第7日目のラマダン】シリアン・サフィーハ( الصفيحة الشاميّة )とミルクライス( الأرز بالحليب )
ラマダンの7日目には、家庭で温かみのある特別な料理を楽しむのが一般的です。シリアの伝統的な料理である「シリアン・サフィーハ」と「ミルクライス(お米のミルク煮)」は、ラマダン中にピッタリな一品です。これらの料理はシリアの家庭でよく作られ、温かくて心を満たす味わいが特徴です。

シリアン・サフィーハ(الصفيحة الشاميّة)
シリアン・サフィーハは、薄い生地にスパイシーなひき肉をのせて焼いた料理で、その香ばしさと風味が絶妙です。肉と香辛料の絶妙なバランスが、食べる人々を惹きつけます。ラマダンの断食明けにぴったりの軽食としても、メインディッシュとしても楽しめます。
材料
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生地:
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小麦粉 500g
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水 250ml
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ドライイースト 小さじ1
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砂糖 小さじ1
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塩 小さじ1
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オリーブオイル 大さじ2
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肉の具材:
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牛ひき肉 400g
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玉ねぎ 1個(みじん切り)
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トマトペースト 大さじ1
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パセリ 2束(みじん切り)
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塩 小さじ1
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黒胡椒 小さじ1/2
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シナモン 小さじ1/2
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クミン 小さじ1
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作り方
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生地の準備:大きなボウルに小麦粉を入れ、ドライイースト、砂糖、塩を加えます。ぬるま湯を少しずつ加え、こねます。オリーブオイルを加えてさらにこね、約10分間なめらかな生地になるまでこね続けます。生地が完成したら、ラップをかけて温かい場所で1時間ほど発酵させます。
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肉の具材:フライパンを熱し、みじん切りにした玉ねぎを炒めます。玉ねぎが透明になったら、ひき肉を加え、肉が完全に焼けるまで炒めます。トマトペースト、パセリ、塩、黒胡椒、シナモン、クミンを加えて混ぜ、さらに数分間煮込みます。香りが立ち、具材がしっかりと馴染んだら火を止めます。
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組み立てと焼き:発酵した生地を軽く押してガスを抜き、薄く伸ばします。伸ばした生地に肉の具材を均等に広げ、オーブンを200℃に予熱して、サフィーハを約15〜20分、または生地が黄金色になるまで焼きます。
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サービング:焼きあがったサフィーハを熱々のうちにサーブします。断食後に食べると、スパイスの効いたひき肉とサクサクの生地が絶妙なバランスを生み出し、満足感を与えてくれます。
ミルクライス(الأرز بالحليب)
ミルクライスは、ラマダンの間、特に甘いデザートとして楽しむことができる、なめらかでクリーミーな米のデザートです。シナモンの香りが特徴的で、甘さとクリーミーさが見事に調和します。ラマダンの食後にぴったりな一品です。
材料
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米(短粒米またはジャスミン米) 100g
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牛乳 1リットル
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砂糖 100g
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バニラエッセンス 小さじ1
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シナモン(飾り用) 小さじ1
作り方
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米の準備:米を軽く洗い、水分を切ります。
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煮る:大きな鍋に牛乳を入れ、中火にかけます。牛乳が温かくなったら、米を加え、かき混ぜながら煮ます。米が柔らかくなるまで約15分間、牛乳が半分ほどに減るまで煮詰めます。
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甘さの調整:米が柔らかくなったら、砂糖を加えてさらにかき混ぜます。砂糖が完全に溶けたら、バニラエッセンスを加えて香りを付けます。
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冷ます:ミルクライスを容器に移し、常温で冷まします。その後、冷蔵庫で数時間冷やすと、より一層美味しくなります。
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サービング:冷えたミルクライスを皿に盛り付け、シナモンを振りかけて飾ります。甘くてクリーミーな味わいが、心を温かくしてくれることでしょう。
まとめ
シリアン・サフィーハとミルクライスは、ラマダンの7日目にふさわしい料理です。サフィーハはその風味豊かなひき肉と香ばしい生地が特徴で、食事を楽しむのに最適です。ミルクライスは、クリーミーで甘いデザートとして、食後にぴったりです。この2つの料理を一緒に楽しむことで、ラマダンの夜がさらに豊かに感じられるでしょう。