栄養

ラマダンの魚とデザート

15日目のラマダンメニュー: 魚のサヤディーとグリービアのデザート

ラマダンは、月ごとの神聖な断食期間であり、食事は特に重要な意味を持っています。断食の後の食事は、肉体的だけでなく精神的にも重要な役割を果たします。今回は、ラマダンの15日目にぴったりな2つの料理を紹介します。それは、魚のサヤディー(サヤディー・アルサムア)とアラビアの伝統的なデザートであるグリービア(Ghribi)です。

魚のサヤディー

サヤディーは、特に地中海沿岸のアラブ諸国でよく食べられている料理で、香ばしく炊き込んだ魚を主役にした料理です。サヤディーは、色々な種類の魚を使って作ることができ、味付けもシンプルですが深い味わいを楽しめます。ラマダンの夕食にぴったりな一品です。

材料

  • 魚(スズキやヒラメなど): 2尾

  • 玉ねぎ(中): 2個

  • トマト(中): 2個

  • 米(長粒米が理想的): 1カップ

  • ニンニク: 3片

  • 香辛料(クミン、コリアンダー、ターメリック、シナモン): 各小さじ1

  • 塩と胡椒: 適量

  • オリーブオイル: 大さじ2

  • レモン: 1個

  • 新鮮なパセリ: 少々

  • 水: 2カップ

作り方

  1. 魚はきれいに洗い、内臓や鱗を取り除きます。魚の両面に塩と胡椒をまぶし、少し置いておきます。

  2. 中火でオリーブオイルを熱し、玉ねぎとニンニクを炒めます。玉ねぎが透き通ってきたら、トマトを加えてさらに炒めます。

  3. トマトが柔らかくなったら、香辛料(クミン、コリアンダー、ターメリック、シナモン)を加え、全体に香りが立つまで炒めます。

  4. 米を加え、全体をよく混ぜた後、水を注ぎ、塩で味を整えます。米が炊き上がるまで中火で煮ます。

  5. 米がほぼ炊けたら、魚を米の上にのせて、ふたをして弱火で15分程度蒸し煮にします。

  6. 炊き上がったら、レモンを絞り、新鮮なパセリを散らして完成です。

サヤディーは、香辛料と新鮮な魚の風味がしっかりと融合し、非常に満足感のある料理です。香ばしく炊き込まれた米と魚が絶妙に調和し、ラマダンの夕食にぴったりの一品です。

グリービア(Ghribi)

グリービアは、アラビアの伝統的なクッキーで、サクサクとした食感と甘さが特徴です。簡単に作れるため、ラマダンの時期に家族や友人と楽しむことができます。

材料

  • 小麦粉: 2カップ

  • バター: 100g(室温で柔らかくしておく)

  • 粉砂糖: 1カップ

  • アーモンド粉: 1/2カップ

  • バニラエッセンス: 小さじ1

  • ベーキングパウダー: 小さじ1

  • 牛乳(または水): 大さじ2

  • 塩: 少々

作り方

  1. ボウルにバターと粉砂糖を入れ、クリーム状になるまでよく混ぜます。

  2. アーモンド粉、バニラエッセンス、ベーキングパウダー、塩を加えてさらに混ぜます。

  3. 小麦粉を少しずつ加え、手でこねながらなめらかな生地にします。必要に応じて牛乳(または水)を加えて生地をまとめます。

  4. 生地ができたら、手のひらで小さなボールに丸め、軽く平らにします。

  5. ベーキングシートを敷いたオーブンの天板に並べ、180度に予熱したオーブンで15〜20分ほど焼きます。焼き上がると、クッキーがほんのり黄金色になります。

  6. 焼き上がったら冷まし、粉砂糖をふりかけて完成です。

グリービアは、そのサクサクとした食感とバターの豊かな風味が特徴で、ラマダン中の甘いおやつにぴったりです。シンプルな材料で作れるため、家庭で手軽に楽しむことができます。

最後に

魚のサヤディーとグリービアは、どちらもラマダンの断食後にぴったりな料理です。魚のサヤディーは栄養満点でありながら、軽やかであり、エネルギーを回復させるのに理想的です。グリービアは、ラマダンの疲れを癒す甘いデザートとして、食後に心地よい満足感を与えてくれます。どちらも簡単に作ることができ、家族や友人との特別な時間をより豊かにする料理です。

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