30日目のラマダンの特別メニューとして、今回は「ラザニア・ビ・ラーム(肉入りラザニア)」と「チョコレートオートミールクッキー」のレシピをご紹介します。ラマダンの断食を終え、家族や友人との食事を楽しむには、この2品がぴったりです。それぞれのレシピを詳しくご紹介し、作り方やコツをお伝えします。
ラザニア・ビ・ラーム(肉入りラザニア)
ラザニアはイタリアの代表的な料理ですが、肉入りのバリエーションは日本でもとても人気があります。特にラマダン中は、栄養満点でボリュームのある料理が好まれます。ラザニアは、手間がかかるように思われるかもしれませんが、しっかりとした準備と材料さえあれば、家庭で簡単に作ることができます。

材料(4〜6人分)
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ラザニアシート:12枚
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牛ひき肉:400g
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玉ねぎ:1個(みじん切り)
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にんにく:2片(みじん切り)
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トマト缶(ダイスカット):400g
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トマトペースト:大さじ2
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オリーブオイル:大さじ2
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塩:小さじ1
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黒胡椒:適量
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イタリアンハーブミックス:小さじ1
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ベシャメルソース(ホワイトソース):300ml
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モッツァレラチーズ:200g(薄切り)
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パルメザンチーズ:50g(すりおろし)
作り方
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ひき肉ソースを作る
中火にしたフライパンにオリーブオイルを熱し、玉ねぎとにんにくを炒めます。香りが立ったらひき肉を加え、肉がほぐれて色が変わるまで炒めます。トマト缶、トマトペースト、塩、黒胡椒、イタリアンハーブミックスを加えて、10分ほど煮込みます。 -
ラザニアシートを準備する
大きな鍋でお湯を沸かし、塩を少々加えた後、ラザニアシートを茹でます。パッケージの指示通りに茹でて、冷水でしっかりと冷やし、キッチンペーパーで水分を取ります。 -
ラザニアを組み立てる
オーブンを180℃に予熱します。耐熱皿にベシャメルソースを少量ひき、その上にラザニアシートを並べます。次にひき肉ソースを広げ、その上にモッツァレラチーズを並べ、再度ラザニアシートを重ねます。この工程を繰り返し、最後にベシャメルソースとパルメザンチーズをトッピングします。 -
焼く
予熱したオーブンで、ラザニアを30分ほど焼きます。上部がこんがりと色づき、チーズが溶けて泡立ってきたら完成です。
仕上がりとポイント
焼きあがったラザニアは、食べる前に少し冷ましてから切り分けると、切りやすくなります。モッツァレラチーズのとろける食感と、ひき肉ソースの深い味わいが絶妙に絡み、豊かな味わいを楽しめます。
チョコレートオートミールクッキー
次に、ラマダンの食後にぴったりなデザートとして「チョコレートオートミールクッキー」をご紹介します。このクッキーは、オートミールを使ってヘルシーに仕上げつつ、チョコレートの甘さがアクセントになります。特にお子さんにも喜ばれる一品です。
材料(約20枚分)
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オートミール(ロールドオーツ):100g
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小麦粉:120g
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ベーキングパウダー:小さじ1/2
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塩:小さじ1/4
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無塩バター:100g(室温で柔らかくしておく)
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砂糖(グラニュー糖またはブラウンシュガー):100g
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卵:1個
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バニラエッセンス:小さじ1
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チョコレートチップ:100g
作り方
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材料を混ぜる
ボウルにバターと砂糖を入れて、ハンドミキサーでクリーム状にするまで混ぜます。そこに卵とバニラエッセンスを加え、さらに混ぜ合わせます。 -
乾燥材料を加える
別のボウルで、小麦粉、ベーキングパウダー、塩、オートミールを混ぜ合わせます。これをバターの混合物に加えて、さっくりと混ぜ合わせます。 -
チョコレートチップを加える
最後にチョコレートチップを加えて、全体を均等に混ぜます。 -
クッキーを焼く
天板にクッキー生地をスプーンで適量取り、間隔を空けて並べます。オーブンを180℃に予熱し、クッキーを10〜12分焼きます。焼きあがったら少し冷ましてから食べます。
仕上がりとポイント
焼きあがったクッキーは、外側がカリッと、中はしっとりとした食感になります。チョコレートチップの甘さとオートミールのヘルシーさが絶妙にバランスよく、ラマダン後のデザートにぴったりです。
最後に
ラザニア・ビ・ラームとチョコレートオートミールクッキーは、ラマダンの最終日の食事を華やかにし、家族や友人との時間を楽しむための素晴らしい選択です。どちらのレシピも、手軽に作ることができる上、味わい深く満足感を与えてくれます。ラマダンを締めくくるにふさわしい特別な料理として、ぜひお試しください。