観光地

世界の有名なゴーストタウン

世界には、かつて繁栄したが今ではほとんど人が住んでいない「都市の廃墟」や「ゴーストタウン」がいくつかあります。これらの都市は、経済的な崩壊や自然災害、戦争などの原因で人々が離れ、今では荒れ果てた場所となっています。今回は、最も有名な10の「ゴーストタウン」について詳しくご紹介します。

1. プリピャチ(ウクライナ)

プリピャチは、1986年のチェルノブイリ原子力発電所事故の影響で放棄された都市です。原子力事故による放射線汚染のため、住民は一斉に避難し、そのまま戻ることはありませんでした。現在、この都市は放射線の影響を受けたまま、廃墟となり、観光客が訪れることもありますが、依然として非常に危険な場所です。

2. ハッシュマウンテン(アメリカ)

アメリカのアイダホ州にあるハッシュマウンテンは、かつて金鉱山が盛況だった場所です。しかし、鉱山資源が枯渇した後、都市は急速に衰退しました。現在では、かつての繁華街や家屋が無人で残されており、時間が止まったかのような雰囲気が漂っています。

3. ボディ(アメリカ)

カリフォルニア州のボディは、19世紀末に銀鉱山が発見され、一時は栄えましたが、鉱山の閉鎖に伴い人々は去りました。現在、ボディは「ゴーストタウン」として保存されており、観光名所として多くの訪問者が訪れます。建物はそのまま残され、当時の雰囲気を感じることができます。

4. ケルメル(アメリカ)

ケルメルは、アメリカ・カリフォルニア州にある廃墟の町で、主に19世紀の終わりから20世紀初頭にかけて金の採掘によって繁栄しました。しかし、金鉱の枯渇により、町は衰退し、住民はほとんど去っていきました。現在もその姿は残され、ケルメルは観光地としても有名です。

5. バーネット(カナダ)

カナダ・ブリティッシュコロンビア州にあるバーネットは、鉄道と鉱山で栄えた町でした。しかし、鉱山資源の枯渇により人口が減少し、最終的には町が廃墟となりました。今では、散歩道として訪れることができるほか、旧鉱山施設や建物の遺構が残っています。

6. コロンビア(アメリカ)

コロンビアは、19世紀に金鉱山と商業が栄えていたアメリカの町ですが、金の枯渇とともに廃墟となりました。現在では、その歴史的価値が評価され、国立公園として保護されています。町には当時の建物や通りが残っており、過去を感じさせる風景が広がっています。

7. カシア(イタリア)

カシアはイタリアのトスカーナ地方にある古代の鉱山町で、鉱石の採掘によって繁栄しました。しかし、鉱山が閉鎖された後、町は急速に衰退し、現在ではほとんど人が住んでいません。町には、古代の建物や橋が今も残り、訪れる人々に歴史を感じさせます。

8. シウダ・デル・カスタル(メキシコ)

シウダ・デル・カスタルは、19世紀に金鉱山が繁栄していたメキシコの都市で、鉱山資源の枯渇後、町は放棄されました。現在でもその廃墟が残り、訪問者はかつて栄華を誇った町の跡地を見ることができます。

9. ロシア・トヴェリ州のゴーストタウン

ロシアのトヴェリ州にあるこのゴーストタウンは、かつて木材産業で栄えましたが、需要の減少とともに町が衰退しました。現在では廃墟となり、廃墟の中には当時の住居や工場が残っています。訪れるには許可が必要ですが、非常に静かな雰囲気の中で過去の面影を感じることができます。

10. ザ・ナヤ(インド)

インドにあるザ・ナヤは、かつてインダス文明の一部として栄えていた町でしたが、約4,000年前に放棄されました。その遺跡には、古代の建物や道、井戸などが残されており、考古学者たちにとっては非常に貴重な発見です。

これらのゴーストタウンは、過去の栄光を物語りながらも、時の流れにより忘れられ、放置されています。それぞれの町が抱える歴史的背景や原因を知ることで、ゴーストタウンが単なる廃墟ではなく、歴史的な証人であることを実感することができます。

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