「可分性(分割可能性)」は、数学における基本的な概念で、ある数が他の数で割り切れるかどうかを示します。ここでは、2、3、5、10で割り切れるかどうかを判定するためのルールを完全かつ包括的に説明します。
1. 2で割り切れるかどうかの判定方法
数が2で割り切れるためには、その数の一の位の数字が偶数である必要があります。偶数とは、0、2、4、6、8のいずれかの数字を指します。つまり、数の一の位がこれらの数字であれば、その数は2で割り切れます。
例:
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24は、最後の桁が4(偶数)なので2で割り切れます。
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135は、最後の桁が5(奇数)なので2で割り切れません。
2. 3で割り切れるかどうかの判定方法
数が3で割り切れるためには、その数の各桁の和が3で割り切れる必要があります。例えば、数の各桁を足した結果が3の倍数であれば、その数は3で割り切れます。
例:
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123の場合、1 + 2 + 3 = 6。6は3で割り切れるため、123は3で割り切れます。
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145の場合、1 + 4 + 5 = 10。10は3で割り切れないため、145は3で割り切れません。
3. 5で割り切れるかどうかの判定方法
数が5で割り切れるためには、その数の一の位の数字が0または5である必要があります。したがって、数の最後の桁が0または5であれば、その数は5で割り切れます。
例:
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50は、最後の桁が0なので5で割り切れます。
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78は、最後の桁が8なので5で割り切れません。
4. 10で割り切れるかどうかの判定方法
数が10で割り切れるためには、その数の一の位の数字が0である必要があります。したがって、数の最後の桁が0であれば、その数は10で割り切れます。
例:
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120は、最後の桁が0なので10で割り切れます。
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77は、最後の桁が7なので10で割り切れません。
まとめ
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2で割り切れるには、一の位が偶数である必要があります。
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3で割り切れるには、数の各桁の和が3で割り切れる必要があります。
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5で割り切れるには、一の位が0または5である必要があります。
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10で割り切れるには、一の位が0である必要があります。
これらのルールを覚えることによって、簡単に数字が2、3、5、10で割り切れるかどうかを判断できるようになります。
