手のひらには、手の構造を成すいくつかの骨があります。これらの骨は手の動きや機能をサポートする重要な役割を果たします。手のひらの骨について詳しく説明します。
手のひらに存在する骨は主に、以下の骨群から構成されています:
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手根骨(しゅこんこつ):
手根骨は手首の部分に位置し、手首を支える8つの小さな骨から構成されています。これらの骨は手首の動きを可能にし、手のひらとの連携を取るために重要です。手根骨は次の8つの骨からなります:-
月状骨(げつじょうこつ)
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三角骨(さんかくこつ)
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豆状骨(とうじょうこつ)
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大菱形骨(だいりょうけいこつ)
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小菱形骨(しょうりょうけいこつ)
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有鈎骨(ゆうこうこつ)
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底状骨(ていじょうこつ)
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方形骨(ほうけいこつ)
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中手骨(ちゅうてこつ):
中手骨は、手根骨の上にあり、5本の中手骨から成り立っています。これらの骨は手のひらの中央に位置し、指の基部に接続します。中手骨は、手のひらに特有の形状と機能を持たせ、指を支える役割を担っています。 -
指骨(しこつ):
指骨は、各指に存在し、手のひらの先端を形成しています。指は通常、3つの骨で構成されている場合が多いですが、親指は2つの骨しかありません。これらの骨は、指の動きに必要な可動性を提供し、物を握るために重要な役割を果たします。
手のひらの骨の総数は、手根骨8個、中手骨5個、指骨14個で、合計27個の骨が手のひらに存在します。これらの骨は、筋肉や靭帯と連携して、細かな動きや強力な握力を実現するために機能します。手のひらの骨の構造は非常に精巧で、私たちが日常的に行う様々な動作を支える基本的な要素となっています。
