完全な手作りタヒニ(ゴマペースト)の作り方
タヒニ(ゴマペースト)は、主にゴマをすり潰して作られるペーストで、特に中東料理において重要な役割を果たします。フムスやババガヌーシュ、さらにはサラダのドレッシングなど、様々な料理に使われるタヒニは、その滑らかな食感と濃厚な風味が特徴です。ここでは、家庭で簡単にできるタヒニの作り方をご紹介します。
必要な材料
- 白ごま(無塩、皮なし):200g
- オリーブオイル:大さじ2~3(お好みで調整)
- 塩:少々(お好みで)
- 水:大さじ1~2(滑らかさを調整するため)
手順
1. ごまを軽くローストする
最初に、白ごまをフライパンで軽くローストします。ローストすることでごまの香ばしい香りが引き出され、タヒニに深い風味を加えることができます。フライパンを中火で熱し、ごまを加えて、絶えずかき混ぜながら約2~3分間ローストします。ごまの色が少し黄金色に変わり、香りが立ったら火を止めます。焦げないように注意してください。
2. ごまを冷ます
ローストしたごまを冷ますため、フライパンから取り出して平らな皿に広げます。完全に冷めるまで放置します。熱いままでオイルを加えると、ペーストがうまく作れない場合がありますので、しっかり冷ますことが重要です。
3. ごまをすりつぶす
冷めたごまをフードプロセッサーまたはブレンダーに入れ、すりつぶします。最初は固めの状態で始まり、少しずつ細かくなっていきます。ペーストの形になるまで、1分程度しっかりとすりつぶします。
4. オリーブオイルを加える
ペーストができたら、オリーブオイルを少しずつ加えていきます。オリーブオイルは、タヒニを滑らかにし、リッチな味わいを加えるために使います。オイルを加えることで、ペーストが滑らかになり、仕上がりがクリーミーになります。お好みのテクスチャーに合わせてオイルの量を調整してください。
5. 塩と水で調整
タヒニが滑らかになったら、少量の塩を加えて味を整えます。塩の量はお好みですが、少し加えるだけでも風味が増します。また、もしタヒニが固すぎる場合は、水を少しずつ加えて、ペーストの濃度を調整します。
6. 最終的な確認と保存
すべての材料をしっかりと混ぜ合わせたら、タヒニが完成です。出来上がったタヒニは、密閉容器に移して冷蔵庫で保存できます。数週間は保存可能ですが、早めに使い切ることをお勧めします。
タヒニを使ったレシピの例
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フムス
タヒニはフムスのベースとなる材料の一つです。ひよこ豆、レモン汁、ガーリックと一緒にブレンドすることで、クリーミーなフムスが出来上がります。 -
ババガヌーシュ
ナスをグリルした後、タヒニ、レモン汁、ニンニクを加えてピューレにすることで、美味しいババガヌーシュを作れます。 -
サラダドレッシング
タヒニを使ったドレッシングは非常に人気があります。レモン汁、オリーブオイル、ニンニクを加え、サラダにぴったりの風味を作り出します。
終わりに
タヒニはシンプルながらも非常に多用途な食材であり、家庭でも簡単に作ることができます。自分で作ったタヒニは、市販のものとは異なり、添加物がなく、風味も豊かです。手作りタヒニを使って、様々なレシピに挑戦してみてください。
