今日のラマダンのレシピ:野菜とチーズを使ったギラシュとアワーマ(アラビアンドーナツ)
ラマダンは、1ヶ月間の断食と精神的な浄化の期間であり、食事は特に大切です。この期間に食べる料理は、エネルギーを補給し、身体を支えるものが求められます。特に夕方のイフタール(断食明けの食事)は、1日のエネルギー消費を補う重要な時間です。今回は、ラマダンの5日目にぴったりなレシピを紹介します。それは「ギラシュ(ギリシャ風のパイ)とアワーマ(アラビアンドーナツ)」です。この料理は、ヘルシーな野菜とチーズを使用し、さらにアワーマという甘いデザートを添えた、心と体を満たす美味しい一品です。
ギラシュ(野菜とチーズ入り)
ギラシュは、フィロ生地を使ったパイ料理で、アラブ料理の中でも非常に人気のある一品です。中身には、さまざまな野菜とチーズを詰めることで、ヘルシーで栄養満点な料理に仕上がります。
必要な材料(4人分)
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フィロ生地(ギラシュ用): 10枚
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パプリカ(赤、黄): 1個ずつ
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ズッキーニ: 1本
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茄子: 1本
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玉ねぎ: 1個
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チーズ(モッツァレラやフェタチーズなど、お好みのもの): 200g
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オリーブオイル: 適量
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塩、こしょう: 少々
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ガーリックパウダー: 小さじ1
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パセリ(飾り用): 少々
作り方
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野菜の準備: パプリカ、ズッキーニ、茄子、玉ねぎを小さな角切りにします。フライパンにオリーブオイルを熱し、野菜を加えて中火で炒めます。野菜が柔らかくなるまで炒め、塩、こしょう、ガーリックパウダーで味を調整します。炒めた野菜は取り出して冷ましておきます。
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フィロ生地の準備: フィロ生地を広げ、軽くオリーブオイルを塗ります。その上に、冷ました野菜とチーズを均等に乗せます。フィロ生地を巻いていき、巻き終わりを下にしてオーブン皿に並べます。
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焼く: オーブンを180度に予熱し、ギラシュを30分間焼きます。表面がきれいな黄金色になり、カリカリに焼き上がるまで焼きます。
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仕上げ: 焼きあがったギラシュにパセリを散らし、熱々のうちに提供します。お好みでヨーグルトやサワークリームを添えると、さらに美味しくいただけます。
アワーマ(アラビアンドーナツ)
アワーマは、アラブ世界で非常に人気のあるデザートで、サクサクの外側と柔らかい内側が特徴です。シロップをかけて食べることが多いこのドーナツは、ラマダンの断食後の甘い楽しみとして最適です。
必要な材料(4人分)
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小麦粉: 200g
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ドライイースト: 1袋(7g)
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砂糖: 2大さじ
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塩: 小さじ1/2
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水: 150ml
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オレンジブロッサムウォーター(またはローズウォーター): 小さじ1
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揚げ油: 適量
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シロップ: 150g(砂糖、水、レモン汁を煮詰めて作ります)
作り方
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生地の準備: ボウルに小麦粉、ドライイースト、砂糖、塩を入れ、混ぜ合わせます。少しずつ水を加えながら、生地をまとめていきます。生地がまとまったら、手でこねて滑らかな状態にします。水分が足りない場合は、少しずつ加えてください。
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発酵: 生地をボウルに戻し、湿らせた布で覆って暖かい場所で1時間ほど発酵させます。生地が2倍の大きさになったら準備完了です。
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揚げる: 生地を小さなボール状に丸め、熱した油で揚げます。油の温度が高すぎると外側が焦げてしまうので、160度から170度の温度でじっくり揚げてください。
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シロップをかける: 揚げたアワーマをシロップに浸し、シロップがしっかりと吸い込まれるまで数秒待ちます。シロップが余分に残らないように、軽く振って取り出します。
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提供: 熱々のアワーマを皿に盛り付け、好みに応じてピスタチオやナッツをトッピングして提供します。
まとめ
「ギラシュ(野菜とチーズ入り)」は、ラマダン中に必要な栄養を補いながらも、軽やかな食感とヘルシーな食材で身体をサポートする一品です。一方、「アワーマ」は甘いデザートで、断食明けに甘いものを楽しみたい方にぴったりです。この2つの料理は、ラマダンの特別な日にぴったりで、家族や友人と一緒に楽しむことができます。心温まる料理で、ラマダンをさらに特別なものにしてみてください。

