コンピュータやスマートフォンを使用していると、特定の記号や文字(例えば、©、®、€、漢字など)を入力したい場面があります。しかし、これらの記号や文字は標準的なキーボードには直接表示されていないことが多く、入力方法がわからないと困ってしまいます。本記事では、これらの記号を効率的に、かつ簡単に入力する方法を紹介します。
1. 記号を入力するためのショートカットキー
多くの記号には、ショートカットキー(キーボードの特定の組み合わせ)を使うことで、簡単に入力できます。以下に代表的なショートカットキーを紹介します。

Windowsの場合
- ©(著作権記号):
Alt
キーを押しながら0169
をテンキーで入力 - ®(登録商標記号):
Alt
キーを押しながら0174
をテンキーで入力 - €(ユーロ記号):
Alt
キーを押しながら0128
をテンキーで入力 - ™(商標記号):
Alt
キーを押しながら0153
をテンキーで入力 - ¥(円記号):
¥
キー(日本語キーボードの場合)
Macの場合
- ©(著作権記号):
Option
+G
- ®(登録商標記号):
Option
+R
- €(ユーロ記号):
Option
+Shift
+2
- ™(商標記号):
Option
+2
- ¥(円記号):
Option
+Y
これらのショートカットを覚えておけば、特定の記号をすぐに入力できるようになります。
2. 文字コードを使用する方法
もしショートカットキーが使えない場合でも、文字コードを入力することで、特殊な文字を挿入することができます。特にWindowsでは「文字コード」を入力することで、特定の文字を直接挿入することが可能です。
- ©(著作権記号):
U+00A9
を使用(文字コード) - ®(登録商標記号):
U+00AE
を使用 - €(ユーロ記号):
U+20AC
を使用
これらのコードを入力するには、例えばWindowsの場合、「文字コード」機能を使って直接入力するか、文字コードを検索してコピーすることができます。
3. 文字入力ツールやソフトウェアを利用する
いくつかのツールやソフトウェアでは、入力したい記号や特殊文字を簡単に選択して挿入することができます。例えば以下の方法があります。
文字パレット(Windows)
Windowsには「文字パレット」というツールがあり、これを使って簡単に記号を挿入することができます。文字パレットを開くには、次の手順を行います:
- スタートメニューから「文字パレット」を検索し、ツールを開く
- 表示されるリストから入力したい記号を選択して、コピー&ペースト
「記号」メニュー(Mac)
Macでは、各種アプリケーションに組み込まれている「記号」メニューを使用することができます。例えば、テキストエディタやWordなどで、上部メニューから「編集」→「特殊文字」を選ぶことで、記号を簡単に挿入できます。
4. オンラインツールを活用する
オンラインでも、記号や特殊文字を検索してコピーできる便利なツールがたくさんあります。例えば、以下のサイトで簡単に記号を探してコピーできます:
これらのサイトでは、数百種類の記号をカテゴリー別に整理しており、見つけた記号をコピーして、目的の文書に貼り付けることができます。
5. スマートフォンでの記号入力
スマートフォンでは、特に日本語入力を使用している場合、記号を入力する方法が異なります。日本語キーボードにおいては、以下のような方法で記号を入力できます:
- ©: 日本語キーボードで「(かっこ)」の「」を長押し、表示される記号選択から選ぶ
- ®: 同様に「(かっこ)」の「」を長押し
- €: 日本語入力モードで「え」と入力し、変換候補に「€」が表示される場合がある
また、Google日本語入力やATOKなどでは、設定を変更することで、記号の入力がより簡単になります。
6. HTMLコードを使用する
ウェブ制作などで記号を使用する場合、HTMLのエンティティコードを使うことが一般的です。例えば、HTMLで記号を表示するためには、次のコードを使用します:
- ©(著作権記号):
©
- ®(登録商標記号):
®
- €(ユーロ記号):
€
これらのHTMLコードをウェブページに直接挿入することで、ブラウザで記号を表示させることができます。
7. 特定のフォントやテキストエディタを使用する
一部のフォントやテキストエディタ(例えば、LaTeXやMarkdown)では、特殊な記号を入力するための特別なコードが設定されています。これらの方法を利用することで、さらに多くの記号を効率よく入力できます。
LaTeXの場合
LaTeXでは、次のように記号を入力できます:
- ©(著作権記号):
\copyright
- ®(登録商標記号):
\textregistered
- €(ユーロ記号):
\euro
Markdownの場合
Markdownでは、直接HTMLコードを挿入することもできます:
- ©(著作権記号):
©
- ®(登録商標記号):
®
- €(ユーロ記号):
€
結論
特殊文字や記号の入力方法は多様であり、使用する環境やツールによって方法が異なります。しかし、Windows、Mac、スマートフォン、オンラインツールなどの活用を通じて、簡単に記号を入力することが可能です。必要に応じてこれらの方法を使い分け、効率よく作業を進めましょう。