ケプサ・ダジャージ(鶏肉のケプサ): 中東の味を楽しむ
ケプサ・ダジャージ(鶏肉のケプサ)は、サウジアラビアをはじめとする中東の料理の中で非常に人気のある一品です。ケプサは、スパイスが効いたご飯とジューシーな肉を組み合わせた料理で、家庭や特別な行事でよく食べられます。この料理は、バスマティライスと鶏肉をベースに、豊かな風味と香りを引き出すスパイスを使って調理されます。この記事では、ケプサ・ダジャージの作り方を詳細に説明し、家庭でも簡単に作れる方法を紹介します。
材料
ケプサを作るための基本的な材料は以下の通りです。なお、これは4人分のレシピです。
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鶏肉(骨付きまたは骨なし): 1羽(約1.2kg)
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バスマティライス: 2カップ
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玉ねぎ: 1個(中サイズ、薄切り)
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トマト: 2個(中サイズ、角切り)
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ニンニク: 4片(みじん切り)
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赤ピーマン: 1個(角切り)
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ヨーグルト: 1/2カップ
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チキンブイヨン: 2カップ
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クミン: 小さじ1
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シナモン: 小さじ1/2
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カルダモン: 小さじ1
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ターメリック: 小さじ1/2
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黒胡椒: 小さじ1/2
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塩: 適量
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オリーブオイル: 大さじ2
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バター: 大さじ1
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レモン汁: 大さじ1
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ショウガ: 1片(みじん切り)
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サフラン(オプション): 少々
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パセリ(飾り用)
作り方
1. 鶏肉の下ごしらえ
まず、鶏肉を洗い、水気を切ります。骨付きの鶏肉の場合は、ナイフで肉を切り分け、食べやすい大きさにします。次に、ヨーグルト、クミン、シナモン、カルダモン、ターメリック、塩、レモン汁を混ぜ合わせ、鶏肉にしっかりと揉み込みます。これで、鶏肉がスパイスで味わい深くなります。鶏肉をこのまま30分〜1時間、マリネしておきます。
2. ご飯を準備
バスマティライスを水で洗い、30分程度水に浸しておきます。その間に、鍋でオリーブオイルを熱し、みじん切りにした玉ねぎとニンニクを炒めます。玉ねぎが透明になったら、角切りにしたトマト、赤ピーマンを加え、さらに炒めます。
3. 鶏肉を焼く
別の大きなフライパンまたは鍋で、オリーブオイルとバターを熱し、鶏肉を加えて表面をこんがりと焼きます。鶏肉に美味しい焼き色がついたら、取り出しておきます。
4. スパイスを加える
先ほど炒めた野菜に、残りのスパイス(クミン、シナモン、カルダモン、ターメリック、黒胡椒)を加えて炒め、香りを引き立てます。これに、チキンブイヨンを加えて沸騰させ、鶏肉を戻します。鍋にふたをして、中火で20〜30分ほど煮込みます。鶏肉がしっかりと火が通り、柔らかくなったら、鍋を火からおろします。
5. ご飯を炊く
次に、鶏肉を取り出した鍋にバスマティライスを加え、鶏肉の煮汁を使って炊飯します。ライスが柔らかくなったら、サフランを加えると色が美しく仕上がります。ご飯が炊き上がったら、パセリを散らして香りを引き立てます。
6. 盛り付けと仕上げ
炊き上がったケプサを大皿に盛り付け、その上に焼いた鶏肉をのせます。最後に、少量のレモン汁をかけて、爽やかな風味を加えます。お好みで、ピクルスやヨーグルトを添えると、さらに美味しくいただけます。
ケプサ・ダジャージのポイント
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スパイスの調整: ケプサの魅力は、使用するスパイスのバランスです。クミンやカルダモンなど、香り高いスパイスを使うことで、深い味わいが引き立ちます。辛さが苦手な方は、チリペッパーを少なめに調整してください。
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鶏肉の焼き加減: 鶏肉は、表面をこんがりと焼くことで、旨味が閉じ込められ、さらに美味しく仕上がります。焦げすぎないように注意しましょう。
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バスマティライスの炊き方: バスマティライスは香りが良いので、炊飯時に鶏肉の煮汁を使うと、より一層風味が増します。水分量は少なめにするのがポイントです。
まとめ
ケプサ・ダジャージは、家庭でも簡単に作れる中東の人気料理です。スパイスの効いたご飯とジューシーな鶏肉が絶妙に調和し、一度食べたら忘れられない味わいになります。お祝いごとや特別な日の食事にぴったりで、家族や友人との食事をより一層楽しくしてくれる一品です。ぜひ、この記事を参考にして、自宅で本格的なケプサ・ダジャージを楽しんでください。
