セルダ・アル・ファトゥシュ・ビ・バデンジャンの作り方
はじめに
セルダ・アル・ファトゥシュ（فتوش）は、レバノンやシリアをはじめとする中東地域で親しまれているサラダです。新鮮な野菜と香り高いドレッシングが特徴で、特に暑い季節にぴったりの料理として知られています。この伝統的なサラダに、さらに深い風味を加えるために、今回はバデンジャン（ナス）を使用したレシピを紹介します。バデンジャンを加えることで、ファトゥシュの味わいが一層豊かになり、サラダの食感も楽しめます。
材料（4人分）
-
バデンジャン（ナス） 2個
-
トマト 2個
-
きゅうり 1本
-
赤玉ねぎ 1/2個
-
パセリ（みじん切り） 大さじ2
-
ミント（みじん切り） 大さじ1
-
ピタパン（焼いて細かく割ったもの） 2枚
-
レモン汁 大さじ3
-
オリーブオイル 大さじ3
-
タヒニ（ごまペースト） 大さじ1
-
塩 適量
-
黒こしょう 適量
-
クミンパウダー 小さじ1/2
-
チリパウダー（オプション） 少々
作り方
-
バデンジャンの準備
バデンジャンを洗い、ヘタを取り除き、皮をむかずに1cmの厚さにスライスします。塩を少々ふりかけ、30分ほど置いて水分を出します。その後、キッチンペーパーで軽く押さえて水分を取ります。これにより、ナスがベタつかず、食感が良くなります。 -
バデンジャンの調理
フライパンにオリーブオイルを熱し、ナスを両面がきれいな焼き色になるまで中火で焼きます。焼きあがったら、一旦取り出して、ペーパータオルで余分な油を吸い取ります。 -
野菜の準備
トマトは1cm角に切り、きゅうりは薄切りにします。赤玉ねぎは細かくスライスし、水にさらして辛味を抜きます。パセリとミントはみじん切りにします。 -
ドレッシングの準備
ボウルにレモン汁、オリーブオイル、タヒニ、クミンパウダー、黒こしょう、塩を加えてよく混ぜます。味を見て、必要に応じて調整します。 -
ピタパンの準備
ピタパンをオーブンやトースターで軽く焼き、カリカリになるまで焼きます。その後、手で小さく割ります。これがファトゥシュの特徴的なサクサク感を与えます。 -
サラダの組み立て
大きなボウルに、焼いたバデンジャン、トマト、きゅうり、玉ねぎ、パセリ、ミントを入れます。そこに、作ったドレッシングをかけて、よく混ぜます。最後に、焼いたピタパンを加えてさらに混ぜ、サラダ全体にドレッシングが行き渡るようにします。 -
仕上げ
最後にお好みでチリパウダーを振りかけて、少しピリッとしたアクセントを加えます。これで、バデンジャン入りのファトゥシュサラダが完成です。
食べ方
このサラダは、軽食としてもメインディッシュの付け合わせとしても最適です。新鮮な野菜とナスの焼き加減が絶妙にマッチし、ピタパンのカリカリ感がサラダにアクセントを加えます。特に、暑い日には、さっぱりとした味わいと爽やかなレモン風味が、食欲をそそります。
まとめ
セルダ・アル・ファトゥシュ・ビ・バデンジャンは、そのまま食べても、肉料理の付け合わせとしてもぴったりなサラダです。ナスを加えることで、より深い味わいと食感を楽しむことができ、伝統的なファトゥシュの良さを残しつつ、新しいアレンジを楽しむことができます。ぜひ、食卓でお試しください！
