自作の金属探知機:銅の針を使った金探し装置の作り方
金や貴金属を探すための装置として、銅の針を使った金探し装置はシンプルで効果的な方法の一つです。この装置は、主に金属探知機の原理を応用したもので、家庭でも比較的簡単に作ることができます。本記事では、必要な材料や作成方法、さらには使用時のポイントについて詳しく解説します。
必要な材料
-
銅の針(2本)
関連記事 -
プラスチック製の管(棒状で、針を差し込める太さのもの)
-
木の板(装置の安定性を保つため)
-
細いワイヤー(針の先端と本体を繋ぐため)
-
ネジまたはボルト(針を固定するため)
-
小さなバッテリー(オプション)(より高い感度が必要な場合に使用)
-
絶縁テープまたはゴム製のシール(電気的な接触を防ぐため)
作成方法
-
針の準備
-
まず、銅の針を2本準備します。これらの針は、金属探知機としての役割を果たす部分です。針は十分に細く、かつ長さがあるとよいでしょう。目安として、針の長さは30cm程度が理想的です。
-
-
プラスチック管の加工
-
針を差し込むためのプラスチック製の管を準備します。この管は、針が自由に動くように設計することが重要です。管の両端に小さな穴を開け、針を差し込みます。
-
-
針を取り付ける
-
針の片方をプラスチック管の片端に差し込み、ネジまたはボルトで固定します。針は外れないようにしっかりと固定することが大切です。同様に、もう一方の針も同じ方法で取り付けます。
-
-
感度調整
-
より高い感度を持たせるためには、小さなバッテリーを使用することができます。バッテリーを針の近くに配置し、ワイヤーを通して接続します。これにより、金属の反応をより敏感に検出することができます。ただし、バッテリーを使う際は、安全性を確保するため、絶縁テープで接触部分を保護しましょう。
-
-
木の板に固定
-
完成した装置を木の板に固定して安定性を高めます。木の板に装置を取り付けることで、手で持っている間に装置がブレることを防ぎます。板に装置を取り付ける際には、針の向きや角度を調整して、金属の反応を最大限に引き出すようにします。
-
使用方法
自作の金探し装置を使用する際には、以下のポイントを守ることが重要です。
-
場所の選定
-
金が埋まっている可能性が高い場所を選びましょう。例えば、昔の金鉱や金を使用した装飾品が落ちている可能性のある場所などが良いでしょう。
-
-
探知の方法
-
装置を手に持ち、地面に向けて歩きながら探し始めます。金属が近づくと、針が微妙に反応するので、その反応を見逃さないようにしましょう。反応が強ければ、その周辺をさらに探し、確実に金属を見つけます。
-
-
感度調整
-
銅の針を使った装置は、金属を感知する範囲が限られているため、感度を調整して使用することが大切です。反応が鈍い場合は、ワイヤーの接続部分を再確認したり、バッテリーの位置を調整したりして、最適な感度を得るようにします。
-
注意点
-
安全性の確保: 金属探知機を使用する際は、周囲に注意を払い、他の人や動物に対する危険を避けるようにしましょう。
-
検出範囲の制限: 自作の装置は、市販の金属探知機ほどの高精度ではないため、深く埋まっている金属を見つけることが難しい場合もあります。しかし、近距離での金属反応を見逃さないように工夫すれば、十分に効果的な装置になります。
まとめ
銅の針を使った金属探知機は、非常にシンプルで安価に作れる金探しの道具です。材料を揃え、手順に従って作成することで、金属を探し出すための基本的な装置を手に入れることができます。どんな装置にも限界はありますが、この装置はそのシンプルさと低コストから、金属探知の初心者にとって非常に有用なツールとなるでしょう。
