完全かつ包括的なWindows 10インストールガイド:USBメモリからのインストール
Windows 10をインストールする方法は、いくつかの手順を踏んで行う必要があります。特に、USBメモリを使用してインストールする方法は、最も一般的かつ便利な方法です。本ガイドでは、USBメモリからWindows 10をインストールするための完全な手順を、わかりやすく説明します。
1. 必要なものを準備する
まず、以下のものが必要です。
- Windows 10のインストールメディア(USBメモリ)
- Windows 10のライセンスキー(インストールする際に必要)
- パソコン(インストール先のパソコン)
- インターネット接続(場合によっては、インストールに必要なファイルをダウンロードするため)
2. Windows 10インストールメディアの作成
Windows 10をUSBメモリにインストールメディアとして作成するためには、Microsoftの公式ツールを使用します。
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MicrosoftのWebサイトにアクセスし、「Windows 10のダウンロード」ページに移動します。
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「ツールを今すぐダウンロード」ボタンをクリックし、「メディア作成ツール」をダウンロードします。
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ダウンロードしたメディア作成ツールを実行します。
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ツールが起動したら、「このPCをアップグレードする」ではなく、「別のPC用にインストールメディアを作成する」を選択します。
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言語、エディション、およびアーキテクチャ(32bitまたは64bit)を選択します。
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「USBフラッシュドライブ」を選択し、次に進みます。
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インストールメディアを作成するためのUSBメモリを選択します。USBメモリは8GB以上の容量が必要です。
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作成が完了するまでしばらく待ちます。完了後、USBメモリにWindows 10インストールメディアが作成されます。
3. BIOS設定を変更してUSBメモリから起動
次に、USBメモリからパソコンを起動するために、BIOS(またはUEFI)設定を変更する必要があります。
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パソコンを再起動し、起動時にBIOSまたはUEFIにアクセスします。通常、起動時にF2、F10、DELキーを押すことでアクセスできます(メーカーによって異なる場合があります)。
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BIOSまたはUEFIメニューに入ったら、「ブート順序」または「起動順序」の設定を見つけ、USBメモリが最優先の起動デバイスになるように設定します。
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設定を保存してBIOS/UEFIから退出します。パソコンはUSBメモリから起動し始めます。
4. Windows 10のインストールを開始
USBメモリから起動すると、Windows 10のインストール画面が表示されます。以下の手順でインストールを進めます。
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言語、地域、キーボードレイアウトを選択します。
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「今すぐインストール」をクリックします。
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ライセンスキーの入力を求められるので、Windows 10のライセンスキーを入力します。もし後で入力する予定がある場合は、「ライセンスキーがありません」を選択することもできます。
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インストールするエディションを選択します。通常、インストールメディアに含まれているエディションの中から、必要なものを選びます。
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インストール先のドライブを選択します。新しいPCにインストールする場合は、未使用のドライブを選択することが一般的です。必要に応じて、ドライブをフォーマットしてからインストールを続けます。
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「次へ」をクリックすると、インストールが開始されます。このプロセスは時間がかかる場合がありますので、しばらく待ちます。
5. 初期設定
Windows 10のインストールが完了した後、初期設定を行います。
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最初に、地域と言語の設定を行います。
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Microsoftアカウントまたはローカルアカウントを作成します。Microsoftアカウントを使用すると、WindowsストアやOneDriveなどのサービスと連携できますが、ローカルアカウントを選ぶこともできます。
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プライバシー設定を行います。インターネット接続を設定し、Wi-FiやEthernet接続を選択します。
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「設定を完了」するために、いくつかの確認事項に従って進んでいきます。
6. ドライバとアップデートのインストール
インストールが完了すると、Windows 10は必要なドライバとアップデートを自動的にダウンロードしてインストールします。しかし、ドライバが不足している場合や、特定のハードウェアに対応するためには、製造元のWebサイトから手動でドライバをインストールすることが求められる場合があります。
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「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」から最新の更新プログラムを確認し、インストールします。
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特定のハードウェア(グラフィックカード、ネットワークカードなど)のドライバは、メーカーの公式Webサイトからダウンロードしてインストールすることができます。
7. 完了
これで、USBメモリからWindows 10をインストールする作業は完了です。パソコンは、正常にWindows 10がインストールされ、使用可能な状態になります。
まとめ
USBメモリを使用してWindows 10をインストールする方法は非常に簡単で、特に新しいPCにWindowsをインストールする際や、既存のシステムに再インストールする際に便利です。必要なツールと準備を整え、手順に従ってインストールを行えば、スムーズにWindows 10を使用開始することができます。
