Microsoft Wordでページを削除する方法について、完全かつ包括的に説明します。このプロセスは、ページを完全に削除したいときや、不要な空白ページを取り除きたいときに役立ちます。以下では、Wordでページを削除するためのさまざまな方法を順を追って説明します。
1. 不要な空白ページを削除する方法
最も一般的なケースは、文書の中に挿入された不要な空白ページを削除することです。これを行うための方法は次の通りです。

手順:
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ナビゲーションウィンドウを使用する方法:
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「表示」タブを開き、**「ナビゲーションウィンドウ」**にチェックを入れます。
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画面左側にナビゲーションウィンドウが表示されます。ここで「ページ」タブを選択すると、文書内の各ページをサムネイルとして確認できます。
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削除したいページを見つけて、そのページのサムネイルを右クリックし、「削除」を選びます。
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カーソルを使って削除する方法:
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削除したいページが空白である場合、カーソルをそのページの最初の行に置きます。
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Backspaceキー(またはDeleteキー)を使って、ページの内容を削除します。これによって空白ページも消えます。
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段落記号を削除する方法:
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空白ページが段落記号(¶)によって引き起こされている場合があります。これを削除するには、まず**「ホーム」タブ**を開き、段落記号を表示させます。
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ページの最下部にある段落記号を選択し、Deleteキーを押して削除します。
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2. ページを完全に削除する方法
ページが空白ではなく、実際にコンテンツが含まれている場合、そのページを完全に削除する方法について説明します。
手順:
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ページ選択後に削除:
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削除したいページにカーソルを移動します。
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キーボードでCtrl + Shift + →(右矢印)を使ってページ全体を選択します。
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その状態でDeleteキーを押すことで、ページ全体を削除できます。
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ページ区切りを削除する方法:
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ページ区切りが原因でページが分かれている場合、そのページを削除するには、ページ区切りを選択し、Deleteキーを押します。
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ページレイアウトタブから「区切り」を選択し、ページ区切りを表示することもできます。この区切りを削除することで、不要なページを消去できます。
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セクション区切りを削除する方法:
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セクション区切りがページを分けている場合、区切り自体を削除する必要があります。セクション区切りを表示させるために、段落記号を有効にし、その区切りを選択してDeleteキーを押します。
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3. 特定のページを削除する方法
特定のページを削除したい場合、例えば、文書の途中にある特定のページだけを削除したい場合には、以下の方法を使います。
手順:
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キーボードショートカットを使用:
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削除したいページの最初の行にカーソルを置きます。
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Ctrl + Shift + ↓(下矢印)を押して、ページ全体を選択します。
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選択した状態でDeleteキーを押して、そのページを削除します。
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ページナビゲーションを使用する:
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Ctrl + G(またはF5)を押すと、ページ番号を入力できるダイアログボックスが表示されます。
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削除したいページの番号を入力し、「移動」をクリックします。次に、ページ全体を選択してDeleteキーを押します。
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4. 複数のページをまとめて削除する方法
複数のページを一度に削除する場合、ページを一つ一つ選んで削除する方法もありますが、まとめて削除する方法も存在します。
手順:
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ナビゲーションウィンドウを使用する:
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ナビゲーションウィンドウを表示し、「ページ」タブを選択します。
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削除したいページの範囲を選び、右クリックして「削除」を選択します。
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選択範囲を指定して削除:
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削除したいページが連続している場合、ページの開始位置にカーソルを置き、Shift + Ctrl + →(右矢印)を使ってページを選択します。
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選択が完了したら、Deleteキーを押して、選択したページを削除します。
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5. ヘッダーやフッターが原因で削除できない場合
ページがヘッダーやフッターの設定によって削除できない場合は、ヘッダーやフッターを一時的に削除する必要があります。
手順:
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ヘッダーとフッターを無効にする:
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挿入タブからヘッダーまたはフッターを選択し、「ヘッダーとフッターの編集」をクリックします。
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ヘッダーまたはフッターの内容を削除した後、Escキーを押して編集モードを終了します。
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セクション設定を確認:
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ヘッダーやフッターの設定がセクションごとに異なる場合、セクションごとの設定を確認し、不要なセクションを削除します。
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結論
Wordでページを削除する方法はいくつかあります。空白ページや不要なコンテンツを削除する方法から、ページ区切りやセクション区切りを処理する方法まで、目的に応じて柔軟に対応できます。適切な方法を選び、文書を整理する際に役立ててください。