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WordPress HTTPからHTTPSへのリダイレクト

最終更新： 10/03/2025
1分未満

WordPressサイトをHTTPからHTTPSにリダイレクトする方法について、完全かつ包括的なガイドを提供します。HTTPS（Hypertext Transfer Protocol Secure）は、ウェブサイトとユーザー間のデータを暗号化するためのプロトコルです。これにより、サイトのセキュリティが向上し、Googleがセキュアなサイトを好むため、SEOにもプラスの効果をもたらします。

1. SSL証明書をインストールする

まず、HTTPSに切り替えるためにはSSL証明書をインストールする必要があります。SSL証明書は、ウェブサイトが暗号化された接続を使用するために必要なもので、ブラウザで「HTTPS」と表示されるようになります。SSL証明書は、以下の方法で取得できます。

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  • ホスティングプロバイダーを通じて取得：多くのホスティングサービスでは、無料または有料でSSL証明書を提供しています。無料のSSL証明書の一例として「Let’s Encrypt」があります。
  • 有料証明書を購入：高い信頼性が求められる場合、有料のSSL証明書を購入することができます。

インストール方法はホスティングサービスによって異なりますが、一般的にはホスティングの管理パネルにログインし、「SSL証明書のインストール」セクションから設定を行います。

2. WordPressサイトのURLをHTTPSに変更する

SSL証明書をインストールしたら、次はWordPressのサイトURLをHTTPSに変更します。これを行うには、以下の手順を踏んでください。

  1. WordPressのダッシュボードにログインします。
  2. 「設定」→「一般」に移動します。
  3. 「WordPressアドレス（URL）」と「サイトアドレス（URL）」の両方の欄に記載されているURLを、httpからhttpsに変更します。
    • 例：http://example.com → https://example.com
  4. 「変更を保存」ボタンをクリックして変更を適用します。

これで、WordPressの設定で使用されるURLがHTTPSに変更されました。

3. HTTPからHTTPSへのリダイレクト設定

サイトのURLがHTTPSに変更された後、まだHTTPでアクセスした場合に自動的にHTTPSにリダイレクトされるように設定する必要があります。これを行うには、以下の方法があります。

.htaccessファイルを編集

WordPressはApacheサーバーを使用している場合、.htaccessファイルを使用してリダイレクトを設定できます。手順は次の通りです。

  1. FTPクライアント（例：FileZilla）やホスティングのファイルマネージャーを使用して、WordPressのインストールディレクトリにアクセスします。
  2. .htaccessファイルを探して編集します。このファイルが見つからない場合は、表示設定を「隠しファイルを表示」に変更してください。
  3. .htaccessファイルに以下のコードを追加します。
apache

    RewriteEngine On
    RewriteCond %{HTTPS} off
    RewriteRule ^ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [L,R=301]

このコードは、HTTPでアクセスした場合にHTTPSにリダイレクトするように設定します。

  1. .htaccessファイルを保存して閉じます。

Nginxサーバーを使用している場合

Nginxサーバーを使用している場合、nginx.confファイルにリダイレクトの設定を追加する必要があります。以下のコードを追加してください。

nginx
server {
    listen 80;
    server_name example.com;
    return 301 https://$server_name$request_uri;
}

これで、NginxサーバーでもHTTPからHTTPSへのリダイレクトが設定されます。

4. Mixed Content（混在コンテンツ）の問題を修正

HTTPSに切り替えた後、サイト内で画像やスタイルシート、スクリプトなどがHTTPで読み込まれていると、ブラウザに「Mixed Content（混在コンテンツ）」として警告が表示されます。これを解消するためには、次のステップを踏みます。

  • WordPress内でHTTPリンクを確認して更新：WordPress管理画面の「設定」→「メディア」から、メディアファイルのURLをHTTPSに変更します。
  • プラグインを使用：例えば、「Better Search Replace」プラグインを使って、データベース内のすべてのHTTPリンクをHTTPSに一括変更できます。

5. リダイレクトの動作確認

リダイレクトが正常に動作しているかどうかを確認するために、ウェブブラウザでHTTP版のURL（http://example.com）にアクセスしてみてください。自動的にHTTPS版のURL（https://example.com）にリダイレクトされるはずです。

6. Google Search ConsoleとGoogle Analyticsでの確認

サイトがHTTPSに移行した後、Google Search ConsoleとGoogle Analyticsでの設定を更新することを忘れないでください。これにより、検索エンジンに対して新しいHTTPS URLをインデックスさせることができます。

Google Search Consoleの更新方法：

  1. Google Search Consoleにログインします。
  2. 新しいHTTPSのサイトURLを追加し、プロパティを設定します。
  3. 古いHTTPのプロパティからのリダイレクトが正しく行われているか確認します。

Google Analyticsの更新方法：

  1. Google Analyticsにログインします。
  2. 「管理」セクションに移動し、「プロパティ設定」を選択します。
  3. 「デフォルトURL」をHTTPSに変更します。

まとめ

WordPressサイトをHTTPからHTTPSにリダイレクトする手順は、SSL証明書のインストールから始まり、WordPressの設定変更、リダイレクト設定、そして混在コンテンツの修正まで、多岐にわたります。HTTPSに切り替えることで、サイトのセキュリティが向上し、ユーザーに安心感を提供するだけでなく、SEOにも良い影響を与えます。

最終更新： 10/03/2025
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